フトボル男

「お前どっから来た?」「未来から」

おおたまラジオ第2回 バンクシーと芸術問題/『コンビニ人間』読書会/「なぜサッカー経験者はスタジアムでJリーグを観ないのか」仮説

おおたまラジオ第2回 バンクシーと芸術問題/『コンビニ人間』読書会/「なぜサッカー経験者はスタジアムでJリーグを観ないのか」仮説 諸事情により、以下のリンクからお聴き下さい。 聴いて下さった方ありがとうございました。 podcast-is.seesaa.net podcast…

摂取したもの2018年9月と村上春樹

9月は「村上春樹を読む」再デビューの記念となった。 10代の時に父親の本棚から『羊をめぐる冒険』を借りて読んで(サッパリ分からん)オシマイになっていたから、それ以来の挑戦だったわけだ。 イメージが変わった。 最近の発見としてハルキストって揶揄さ…

おおたまラジオ番外編 村上春樹と村上龍/西加奈子と朝井リョウの時代性の違い

村上春樹と村上龍/西加奈子と朝井リョウの時代性の違い 今回はゲリラ放送でした。 聴いて下さった方ありがとうございました。 収録は最後唐突に終わっていますが、この音源にあるようにそれぞれの個別の作品について詳しく触れるものではなく、作家と時代の…

自然と人工の二元論からの解放

しばしば自然が人工や人為と対立する概念として挙げられる。 一方で、環境は固定的な実態を意味する概念ではなく、流動的な状況を示す。 自然は、主体が何であるかに関係しない概念であり、環境は、主体としての人間や生物に依拠した相対的な概念だ。そのた…

摂取したもの2018年8月

読書体験として8月は圧倒的だった。今年これ以上の充実感を生産できるか分からないかもしれない。是非とも今後も素晴らしい出会いを求めていきたいが。 再読も多く、今まで見えていなかったものが見えたというか新たな地平が拓けたのは進歩といっていいので…

摂取したもの2018年7月

西尾維新強化月間。 『物語シリーズ』は『偽物語』まで読んでアニメも観ていた時に、「西尾維新が書きたい青春ってこの辺で頭打ちになるんじゃね」と思った。というか『偽物語』が良かったからなんだけど。そんでセカンドシーズンはアニメだけを惰性で鑑賞し…

幸福の定義に関する中間報告

幸せとは何だろうか。 幸せの定義とは人それぞれだ。 カネで買えると言う人もいれば、カネでは買えないという人もいる。 時代によって価値観や倫理観は違うが、一般論として語るならば、好きな人と一緒になり、子どもと共に成長していけるような人肌の温もり…

摂取したもの2018年6月

6月は春アニメの『銀河英雄伝説 die neue these』で初めて銀英伝について触れたこともあり、アニメじゃ遅い!もう原作を読む!となった次第。無事7月に読み終えた。 『ペンギン・ハイウェイ』は映画の予習の為(現在公開中)であったが、なんと近場で映画が…

おおたまラジオ番外編『サマーウォーズ』の不満点を身体性の有無とその距離感から語る

『サマーウォーズ』の不満点を身体性の有無とその距離感から語る 前回に尺足らずで喋れなかった『サマーウォーズ』について語るだけのおおたまラジオ番外編です。前回の延長戦と考えてください→ おおたまラジオ番外編「ぼくのなつやすみは日本人の原風景と宗…

おおたまラジオ番外編「ぼくのなつやすみは日本人の原風景と宗教」

ぼくのなつやすみは日本人の原風景と宗教 おおたまラジオ番外編です。またしても一人喋り。いつになったら第2回は行われるのだろうか。未定です。 今回は突発的な雑談回で明確なゴール設定がありません。 なんだか8月が終わるから夏の話をしたいなと思ってい…

摂取したもの2018年5月

継続的に伊坂幸太郎ブームから古本屋で伊坂関連の古雑誌を購入した結果、数々のインタビューと影響を受けた本特集などを読み込んだ。 それが大江健三郎『叫び声』と打海文三との出会いだった。『愛と悔恨のカーニバル』と『叫び声』はどちらもその日のうちに…

摂取したもの2018年4月

『エヴァQ』ショックを経ておよそ2016年から離れていたアニメ鑑賞からオタク復帰へ。知人に勧められて『ガンダム0083』を観てネチネチと突っついたのは4月。 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』感想 狭い戦争 - フトボル男 『ウマ娘』なるアニメの衝…

摂取したもの2018年3月

この頃は長らく未見のまま封印していた『エヴァQ』を観た。 観てしまった。止めていたのに。『エヴァ』は薬物。 「私とエヴァ」についてはいずれ何処かで処理したいが、ラジオ内だとろこさんそっちのけ独壇場になってしまうから難しいか、端的にいうと『エヴ…

摂取したもの2018年2月

2月も引き続き落語ブーム。矢野誠一の文章が気持ち良くて色々漁った。好きな文章のリズムと丁度良い硬さに出逢うと堪らない。 談春の『赤めだか』に対抗した志らくの『雨ン中の、らくだ』は実質〝青めだか〟であるには違いないけども、こちらの方が若々しく…

摂取したもの2018年1月

知り合いの読書記録が吹き飛んだと聞いた。恐ろしいことこの上ない。 デジタルだけではなくネット上にログとして保存することにした。これでバックアップは完璧。 とりあえず今年分だけこちらに順々と残していくことに。 雑誌と漫画を除きつつ再読含めた読書…

せんでん!

podcast-is.seesaa.net える・ろこさんと行っているおおたまラジオ、ひそかにポッドキャスト化しています。 ポッドキャスト化やリンク先のブログ管理は、える・ろこさんがやっていて、並々ならぬ静かな情熱を感じさせます。 ありがてー。 それを大々的に宣伝…

麻耶雄嵩『友達以上探偵未満』感想 新世界へ行け少女たち

友達以上探偵未満 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/03/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 麻耶雄嵩にしては普通である。 しかし、新しい。 世界を壊し、尽く読者を素晴らしく裏切ってきた作者・麻耶雄嵩にして…

ブログって

時々ブログを書いていて思うことは、別にブログという形態に拘らなくてもいいんだろうなと。 書くのが滅茶苦茶好きだとしてもだ。 ツイッターよりも長い文章を書かないと内容が詰められないからブログをしているだけで、他の表現方法があれば迷わずそちらに…

志村貴子『青い花』 壊れてしまいそうな閉じた世界

青い花 Blu-ray BOX 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2013/09/06 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (15件) を見る アニメ『青い花』を観た。 百合とか分からん身分であるにしても、志村貴子の作品で繰り広げられる世界は徹底的にマイ…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている12巻』 比企谷八幡のジレンマ

futbolman.hatenablog.com 本記事は上記のリンク記事の補論として書かれたものである。 その前提で展開されていくものであるから、ご容赦いただきたい。 12巻の終盤にて、本作のトリックスターであり、唯一の贔屓目ではないバランサーとして、また外部の視点…

ニナ・サドウスキー『落ちた花嫁』 読書感想

futbolman.hatenablog.com 落ちた花嫁 (小学館文庫) 作者: ニナサドウスキー,Nina Sadowsky,池田真紀子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/06/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る アバウトなおおたまラジオ文字起こし 紹介したい小説はニナ・…

おおたまラジオ第1.5回目『落ちた花嫁』

おおたまラジオ第1.5回目『落ちた花嫁』 落ちた花嫁 (小学館文庫) 作者: ニナサドウスキー,Nina Sadowsky,池田真紀子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/06/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし…

第1回おおたまラジオ『ブルーピリオド』/寿命論/フットサル/『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

第1回おおたまラジオ『ブルーピリオド』/寿命論/フットサル/『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 ブルーピリオド(1) (アフタヌーンKC) 作者: 山口つばさ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/12/22 メディア: コミック この商品を含むブログを…

ニュータウンの歴史から多摩ニュータウンをみる

甦れニュータウン―交流による再生を求めて 作者: 福原正弘 出版社/メーカー: 古今書院 発売日: 2001/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 14回 この商品を含むブログを見る 地区計画とは、生活に身近な地区の課題や特徴を踏まえ、住民と市が連携しなが…

深夜に一人でこっそりと『おおたまラジオ』番外編

インターネットラジオ「おおたまラジオ」が始まります - フトボル男 まだ、本編の第一回が行われていないのにまさかの番外編!?ということで、一人でしゃしゃりでた。 もう一人の担当者のえる・ろこさんには内緒で深夜にしっぽりと。 初めてツイキャスで一…

2018年上半期マイベスト本

futbolman.hatenablog.com 冬版を含めた総括記事。 危うく忘れるところだった。飽き性ってのは恐い恐い。 春(4月~6月)は以下に記す。 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 大江健三郎『叫び声』 打海文三『愛と悔恨のカーニバル』 伊藤計劃『ハーモ…

インターネットラジオ「おおたまラジオ」が始まります

年初めから企画していたものの、お得意のチキンっぷりとナアナアさで生きていたら春が終わり夏が始まってしまった。 やらなきゃいけなかったのに、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのが、あんまり楽しくてさ。 時をかける少女 10th Anniversary B…

オカヤイヅミ『ものするひと 1』感想 普通コンプレックスと同調圧力なんて吹き飛べ

ものするひと 1 (ビームコミックス) 作者: オカヤイヅミ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/03/12 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 「読んで欲しい」と言われ、友人から貸して貰った。 良く出来ている作品だ。 友人は「雰囲気が好み」…

川越市から覗く「町並み保存型まちづくり」

観光まちづくり 現場からの報告―新治村・佐渡市・琴平町・川越市 作者: 溝尾良隆 出版社/メーカー: 原書房 発売日: 2007/06 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (1件) を見る 地区計画の一つに街並み誘導型地区計画がある。 これは、地区…

伊坂幸太郎『SOSの猿』感想 伊坂幸太郎が伊坂幸太郎を実験した

SOSの猿 (中公文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/11/22 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (42件) を見る 正義の話である。 徹底的な善悪を管理するために組織的構造へ展開したものが、監視社…