おおたまラジオ

しまいには世の中が真っ赤になった。

戦術家エメリの奇策、そして「バネガ落とし」とは…分析するとか

フットボールメディアQolyさんに私のコラムを掲載して戴きました。

セビージャの今季の代表的な形を纏めたつもりです。奇策を用いることで有名なウナイ・エメリ監督ですが、彼らしい興味深いビルドアップのメカニズムを分析してみました。

さらに、イボーラの擬似トップ下にも触れたことで、多角的な面で今季のセビージャを書いてみました。

また、今季のセビージャの特徴にも簡単に触れているので、それらとセットでお読み戴けると楽しめるものになっていると思います。

これらの形無くして今季のセビージャは語れないと個人的に思っているので、観戦のお供に是非よろしくお願いします。

コラムは以下に。

https://qoly.jp/2015/05/09/column-furuya-sevilla-unai-emery-tactics

https://qoly.jp/2015/05/09/column-furuya-sevilla-unai-emery-tactics-01

 

また、コラム内では触れていませんが、今季のセビージャで印象的なオプションといえば、昨夏に獲得したアレイス・ビダルの右ラテラル起用になるでしょう。先日のELセミファイナルではフィオレンティーナを粉砕する2得点を決める大車輪の活躍を見せたビダルフィオレンティーナ戦でのビダルのゴールが決まった瞬間のエメリ監督の喜び様を見ると、デザインされた形だったというのは窺えます。確かにシュート精度はなかなかラテラルに出せないクオリティということもありましたが、それまでのプロセスを考慮すると完璧な崩しだったと言えるでしょう。ビダルのフリーランの質や右足の精度や威力を加味したオプションだと再認識するのにうってつけの試合だったかと。

守備面での不安も否めないビダルの攻撃的なラテラル起用ですが、それをカバーする圧倒的な攻撃面での貢献。本職のラテラルを差し置いて、起用されたそのハマった形を観たこともあったのでしょう。バルセロナ系メディアのSPORTが、ダニ・アウヴェスの後釜として興味を示しているという記事も出ています。

偉大なるダニ・アウヴェスも年齢には適いません。バルセロナの右ラテラルという特殊なポジション。長年、そのポジションを担ってきたブラジル人の後釜として現地メディアは色々な名前を出していますが、近い将来メッシという歴史的な10番とコンビを組むのは一体誰になるのか。

さて、どうなるか静観していきましょう。