フトボル男

「お前どっから来た?」「未来から」

ビジャレアル対レガネス 空中戦どうしようか

ビジャレアルにとって空中戦は永遠の課題。データに出ているように明らかに弱点である。わりと楽観視できないシーンが続いている。90分という文脈の中でも、相手にイニシアチブを渡すキッカケになるのを現場がどう捉えているのか。今更、選手のサイズが大きくなるわけでもないけど。

この試合でレガネスが追い付いたゴールも、GKからのロングボールが起点。見事な縦ポン一本であっさり。仮にプレッシングを仕掛けて相手に蹴らせても回収できないのでは虚しいばかり。ビジャレアルゴールキックも一呼吸を置いて、相手にボールを渡すような儀式のようになっているし。アセンホの場合は特に。ただ、アンドレスになってからはGKを組み込んだビルドアップになりつつある。

高さというのは止められない暴力。ちびっ子が多いオトラリーガのチームは欧州のカップ戦に出た時に、そこと向き合うことになる。ビジャレアルにとっては、セビージャのイボーラとローマのジェコはトラウマ。

エメリのセビージャは2CHにフィジカル自慢を置くリスク管理をしていた。憎たらしいほど強くて止まらなかったペップバルサはセットプレーだけが弱点と言われていた。今ではセットプレーからやられるシーンも減っているけど。

さて、どうしようか。人員を変えるとボール循環に影響が出る。トリゲロスよりもサイズのあるロドリは、格が数枚落ちる。来季の課題。

 

 

 

 

レガネスは、バカンブにはCBデート。降りる動きにも対応。だから、サンソーネと高さ交換から外のマリオを空ける仕組み。マリオが空くのは前述の通りのロジック。レガネスとしてはWBで442変化をしないといけないけど、裏が恐いからベタ引き5バック。無失点だから成功なんだろうね— 政夫 (@glasses505) 2017年4月24日

 

 

後半は、前半にあったムサッキオがボールを運ぶ時間と空間を得た時、サンソーネのエントレリネアス準備+マリオ上げで、レガネスのWBゾーンで数的優位が生まれる場面、WBはサンソーネに付くように。どっちつかずではなく、外は捨てる判断。

 

 

 

先制点はレガネスが捨てているマリオから。その前にマリオへの一枚飛ばしで圧縮に時間を掛けさせているのもあるけど、サムカスのHSレーンからの抜けで相手CHを消して、CH-CHを広げてバイタルでの間受け→中央破壊。バカンブのアイデア?発動。レガネスの外に3枚を補填できる仕組みに対して、外での優位性を持ちつつ、中を判断という駆け引き。相手を見ながらプレーの幅を広げるというのは、サッカーの醍醐味。

 

後半になってロベルトが明らかに消えた。右からボールを運ぶ時間が増えたのと、前半のタスクオーバーから。エントレリネアス~トランジション時の中央ゾーン枚数補填。ロベルトは元々はトップ下ノリの選手。それをビジャレアル式のSHのタスクを植え付けられたわけだけど、それでも緩い場面は当然ある。そこでサイドの強度を上げるためにジョナタンが途中から出るオプションの豊富さ。

 

アディショナルタイムのバカンブの決勝弾はハンド疑惑が出ています。というか黒です。流れの中で、サムカスのダイアゴナルランから逆サイド出張で半円の動き直し→クロッサーのジョナタンに時間とスペースを与えるオーバーラップのコンボ。ニアで被っているのは御愛嬌。途中出場のサムカスは、あのオフザボールの連続は印象的だった。成長速度は遅いけど、順調に成長している。

 

次はアトレティコ戦。セットプレーに要注意。トーレスポストプレーは止められそうにないかな。SHとしてハードワークできるジョナタンとサムカスをある程度温存できたという前振りがどうでるか。アトレティコのブロックを破壊するにはロベルトの中受けが必要になる。彼らにボールを持たせて、カウンターといってもバカンブの馬力頼みでオプションとしては寂しい。

やっぱり、ボールを持つ時間は増やしたい。そのためにはアトレティコのプレッシングをどうにかしないといけない。ビルドアップでGKを積極的に使って、ビルドアップ隊の位置取りを連続的に修正。アトレティコのプレッシング隊を動かすと。出口として、アトレティコのプレッシング回避にサムカスの中央ゾーンドリブルで、アトレティコのDFを背走させるシーンを増やしてバイタルが使えたら…あまり期待できないオプションだけど、信じているよ!

と書きつつ、左CBはアルバロになると思うから、レガネスに狙われていたところをシメオネが見逃すわけないので心配事は増えていく。