おおたまラジオ

しまいには世の中が真っ赤になった。

インターネットラジオ「おおたまラジオ」が始まります

年初めから企画していたものの、お得意のチキンっぷりとナアナアさで生きていたら春が終わり夏が始まってしまった。

やらなきゃいけなかったのに、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのが、あんまり楽しくてさ。

遂に始動ということで。

おおたまラジオは、不定期更新のインターネットラジオです。

週一やら月一とか設定すると、恐らく破綻と破局を迎える近未来が見えるので不定期。

基本的には、本ブログの政夫とえる・ろこさんが行います。

twitter.com

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具体的に何をやるのか

試行錯誤を重ねて失敗して失敗して失敗して敗北ばかりを知ってしまったわけですが、結論としては「面白いこと・楽しいことのエンタメ全般」を語るラジオになりました。

契機となったのは、どのようにフットサルを「観るスポーツ」としてエンタメの一つとして組み込んでいくのかを話し合ったところから。

フットサルは素晴らしいスポーツです。

しかし、残念ながらマイナースポーツであるが故に認知度は低いですし、いくら声高に素晴らしさや現実から目を逸らすだけのポジティブキャンペーンをしても、村社会の外に接続するための回路が持てていないのが現状です。素敵な情報は溢れていますが、それが村の外に届いているかは定かではありません。

だって、フットサル以外のコンテンツも普通に充実しているから。

そのためにサッカーのピッチレベルでの戦術的要素とフットサルの近似性という側面を押し出す、つまりサッカーを引き合いに出さなきゃフットサルの魅力が語れない部分に、単純にフットサルというスポーツに魅せられた人間としては複雑な思いが拭いきれませんでした。

告白すると私自身も、当初はサッカーの勉強の「ツール」としてフットサルに触れました。

futbolman.hatenablog.com

そこから違和感が生まれ、徐々に魅了されていきました。

サッカーというフックがあったにしても、それぞれの類似性はあるにしても、やはりフットサルとサッカーでは競技性としての確かな距離、差異があります。

サッカーの文脈で語ることが、二項対立的に引き立てられているわけでもなく、(悪意なんてなくとも)ヒエラルキー的に感じてしまったのです。

新たな違和感が具体化しました。

そこから、フットサルを語っていく上でサッカーを引用するのは、色々な方々が行っているので、私たちは違うことをやろうと思いました。

フットサルを観るスポーツとして、どのように着目していけば観る目を養い、定着化していくかを分かり易く表現しているグロッケンさんのブログみたいなことは出来ないので(超オススメ)。

giriguro.hatenablog.jp

 

だからこそ、単純に観るスポーツ、エンタメの一つとしてフットサルを語っていこうと決意したわけです。

フットサル以外のエンタメも同時に触れて、このラジオ内ではエンタメという大きな括りの中で優劣とか単純で退屈な物差しは措いといて、エンタメとして語ることを目的にしています。

ぶっちゃけ、他のエンタメとの抱き合わせ商法にすることで、楽しさの優劣ではなく並列として提示してみたいだけです。

例えば、文学は高尚であってラノベは低俗というわけでもありません。

文化に優劣はありません。階層もありません。

良いものは良いという事実だけでしょう。

語る場を作るために

今、誰もが自由に平等に発信できる時代です。

インターネットにおいて、受け手が発信者に、出し手が受け手になる転身のインスタントさは匿名性・半匿名性のように複数の分裂性がネット人格として備わっています。

人間一人の単なる実像が、それらの虚像によって拡大されてプライバシーの権利そのものがズレて巨大化している事例なんてインターネット万歳でしょう。

それだけの気軽さがあるにしても、語り合う同士や仲間を得ることに長けているインターネットにおいて、実際、語れる場所というのはあまり無いと思います。

語りたいのに語る場所が無いからこそ、オンラインサロンという拡張的空間の価値は増していくでしょうが。

Twitterの140文字のスレッド化にしても、掲示板やチャットのログの保存や文脈の切断による質と量の確保の難しさを生みがちなリアルタイム性にしても、各々が自分の庭のブログで展開するにしても、どうしても発信者と受け手の「時間のズレ」とリテラシーの差異と「書き言葉自体の力と問題」が付き纏います。

きちんと自分の言葉で喋り、隙間を埋めていく「話し言葉」として、耳を集中させる必要性のあるラジオという媒体は魅力的に感じました。

 

お笑い芸人の言語学: テレビから読み解く「ことば」の空間

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伝えたいことと伝わることの一致は難しいものです。

具体的なセンテンスに対して、断片的に恣意的に解釈することで歪曲化して殴り合いなんて日常茶飯事。どうしても主観的であって、確証バイアスに陥り易く、言語情報としてリテラシーの有無はあるにしても一致させることは困難の道でしょう。

「書き言葉」ではなく「話し言葉」だからといっても、それが100%クリアになるわけではありませんが、耳だけを使う特殊で奇妙な媒体だからこそ、敷居はある意味高くとも誰か一人の耳を汚せたら素敵じゃないでしょうか。
今の時代、当たり前のように色んなものが目に入り、視覚情報が覆い尽くされやすいほどの情報量が供給されています。

それに対して、ラジオは耳だけを使う特殊な媒体です。

勿論、超バズる気配なんて微塵も感じていないですし、信じていないですが、変なことをやっているなと誰か一人の耳にタッチできることを目標にしていきます。

 

 

イヤホン推奨!音声チェックの甘さでえる・ろこさんの音量が小さいのでご注意ください。よく叱っておきます。

試験的ですがツイキャスで行いました。今後は多分Youtubeを使う予定なので、ほぼ時間制限はありません。

しかし、今回は枠が限られているので話題のセレクトが変な方向に。

コミュニティ内のモチベーションの話はあるあるなんですが、結果的に友愛的な疑似家族めいたコミュニティから『万引き家族』へと流れていきました。…計算通り!!

ただ、配信後の反省会での『万引き家族』を観たろこさんと観ていない私のズレの検証の方が面白かった。

ろこさんは「正しさの設定と検証」とその一面性を語っていたのに対して、私は家族観を起点に共同体としての在り方について…映画館に行かないとダメ!

 

 テスト+5つのコミュニティに入ると充実するらしい

 

 

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

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フットボリスタ・ラボ - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

  

 

 『万引き家族』を観た人間と未見の人間が語る

 

gaga.ne.jp

 

anone Blu-ray BOX

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カルテット Blu-ray BOX

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とらドラ! 文庫 全10巻 完結セット (電撃文庫)

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 『万引き家族』を観た人間と未見の人間が語る(2)

 

次から本格的に始動する「おおたまラジオ」をよろしくお願いします。

そんなことよりも、今週の金ローで『時をかける少女』やるので観ましょう。

私には未来が見えます。

奥華子がカットされて、人間の憎悪が膨れ上がるのが。