おおたまラジオ

別にいいじゃない、鍵ぐらい

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2巻 感想 非同期的な不完全的なコミュニケーションの始まり

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫) 作者:渡航 発売日: 2012/11/02 メディア: Kindle版 ボッチであることを正当化する内省は、比企谷八幡自身の矜持のように描かれています。 群れることを弱い草食動物のように例え、逆説的に孤高であ…

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』1巻 感想 「まちがっている」ことで始まる二項対立のカウンターと反復的な温存性

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫) 作者:渡航 発売日: 2012/11/02 メディア: Kindle版 青春とは嘘であり、悪である。 この一文から作品は始まります。 「青春フィルター」というバイアスは、比企谷八幡曰く全てを正当化するために「青…

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 サブカルチャーの現場から文学への素朴な応答

「体験に対する胎盤」たりうる物語の「かたち」とは何か、が本書における最大の問いである。それはまた、様々な物語を通過儀礼という「凡庸」で「紋切り型」の「物語」に徹底的に還元することで、その可能性を探ろうとする試みでもある。現代文学がそのアイ…

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12巻 比企谷八幡のジレンマ

futbolman.hatenablog.com 本記事は上記のリンク記事の補論として書かれたものである。 その前提で展開されていくものであるから、ご容赦いただきたい。 12巻の終盤にて、本作のトリックスターであり、唯一の贔屓目ではないバランサーとして、また外部の視点…

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12巻 感想「本物」への歩み

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている12巻』 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12 (ガガガ文庫) 作者: 渡航 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/09/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 待望の新刊! 前巻からおよそ2…