おおたまラジオ

しまいには世の中が真っ赤になった。

Liga BBVA 前半戦の私的ベストイレブン

 

普通にベストイレブンを決めても面白みやユニークなものは生まれないので、2つほどの制約を設けようかなと。

先ず1つに、レアル・マドリーバルセロナを除きます。つまりオトラリーガ勢のみでベストイレブンを構成しようというお決まりのパターンを。

もう1つの制約は、23歳以下の選手で決めるというものです。何故、この数字にしたかというと、このW杯イヤーでもある2014年で最もピッチ内で輝いた青年というと、ハメス・ロドリゲスに間違いはないでしょう。

W杯で得点王に輝き、ウルグアイ戦での鮮やかな軌道を描いたボレーシュートがプスカシュ賞にもノミネートされ、今夏にはレアル・マドリーへ移籍。世界中のフットボールファンを天才的なアイデアや繊細なタッチで魅了したハメス・ロドリゲスは現在23歳。

今となっては当然のようにリーガを代表する顔の1人であるハメス・ロドリゲスと同年代の選手でベストイレブンを選んでみようと思います。

しかし、いざ選んでみようとなった際に23歳未満という制約はかなり厳しかったので(自分で考えときながら)、ほぼ同年代の1990年生まれの選手(つまり24歳)も含むことにしました。

しかし、1つ問題点が。

GKのみ24歳以下の選手が不在だったという事実。そら、当然よ。大体若手は控えに回っていますよね。24歳未満のGKでリーグ戦に出ていたのはアルメリアのフリアンぐらいしか記憶していませんので、ここは年齢制限を設けないことにしました。かつオトラリーガで活躍した選手を厳選。

システムは4-3-3です。

 

 

f:id:futbolman:20171024213408p:plain

 

GK ミゲル・アンヘル・モヤ 30歳(アトレティコ

 

RSB マリオ・ガスパール 24歳(ビジャレアル

 

LSB ホセ・ガヤ 19歳(バレンシア

 

CB ガブリエル・パウリスタ 24歳 (ビジャレアル

  ホセ・マリア・ヒメネス 19歳(アトレティコ

 

DMF/CMF グジェゴシュ・クリホヴィアク 24歳(セビージャ)

      ネマニャ・ラドヤ 21歳(セルタ)

      アンドレ・ゴメス 21歳(バレンシア

 

RWG/RMF ルーカス・バスケス 23歳(エスパニョール)

 

LWG/LMF デニス・チェリシェフ 24歳(ビジャレアル

 

CF レオ・バティストン 22歳(ラージョ)

 

マラガのジョニー、同じくマラガのカマーチョ、ラージョのアブドゥライ、カクタ、ビジャレアルのビエット、アトレティコのコケ、アルメリアのトーマス、エイバルのダニ・ガルシア、セビージャのデニス・スアレスグラナダのムリージョ、コルドバのフェデなどと印象に残っている選手が他にも多く居ましたが、上記の11人を選出しました。

各選手の選考基準はインパクトを重視した結果です。

この年齢でどれほどリーガの水に馴染んで、そこに自分のカラーを出しているのかどうかを考慮した上での選出なので、リーガのみならず他国のクラブにも自信を持ってオススメできる人材だと個人的に踏んでいます。

さて、各選手の選考理由や個人的な意見をまるまる書くとなると、字数が増えて長くなるので、特に気に入っている選手というか書きたい衝動が抑えきれない選手のみ触れることにします。

ホセ・ガヤ

優秀なSBを輩出するバレンシアのDNAを引き継いだ若手。アルバやベルナットといった素晴らしい先輩たちに匹敵するだろうタレント性が眩しい。剥がされない守備に、欲しいタイミングでの攻撃参加に正確なクロスで決定機を演出。頭の良い選手ということはプレーを観れば一目瞭然。何が駄目で何が必要なのか、とチームが求めている攻守におけるビジョンに必要不可欠なピースになっている。まだまだ伸びる19歳。

 

ホセ・マリア・ヒメネス

このベストイレブンで最も出場試合数が少ない選手。ミランダ、ゴディンの鉄壁なCBコンビの補欠としてベンチを温める機会が多かったが、ミランダが負傷して離脱。そのことからチャンスを掴んで、抜擢された若手。同胞のゴディン先輩と組んで、ミランダの穴を感じさせない守備力を披露。前に出てチャレンジする時の力強さは、まさにアトレティコの守備陣として必要な気風を感じさせる。シメオネが引き抜かれるのではという噂が英国を中心にちらほらとありますが、出ていく際にはこの若手をきっちりと鍛えてからお願いしますという感じです。

 

グジェゴシュ・クリホヴィアク

セビージャでリーガ在籍何年目でしたっけ?とついつい聞きたくなるほどの安心感。セビージャでは、相方が前に攻め上がるエムビアや必要に応じてボール回しに参加することの多いバネガといった各選手のキャラクターに、エメリ監督の様々なシステムに応じた味方のポジショニングを計算してチームを動かす潤滑油となっている。大柄なのに動けるし、捌けるし、で結構反則な感じがする。長くリーガで観てみたい気がするが、これだけの逸材をプレミア方面が金を積まない訳がありませんので、果たして。

 

以上、私的ベストイレブンでした。異論はあるでしょうが、悪しからず。