読書
futbolman.hatenablog.com 冬版を含めた総括記事。 危うく忘れるところだった。飽き性ってのは恐い恐い。 春(4月~6月)は以下に記す。 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 大江健三郎『叫び声』 打海文三『愛と悔恨のカーニバル』 伊藤計劃『ハーモ…
ものするひと 1 (ビームコミックス) 作者: オカヤイヅミ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/03/12 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 「読んで欲しい」と言われ、友人から貸して貰った。 良く出来ている作品だ。 友人は「雰囲気が好み」…
観光まちづくり 現場からの報告―新治村・佐渡市・琴平町・川越市 作者: 溝尾良隆 出版社/メーカー: 原書房 発売日: 2007/06 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (1件) を見る 地区計画の一つに街並み誘導型地区計画がある。 これは、地区…
SOSの猿 (中公文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/11/22 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (42件) を見る 正義の話である。 徹底的な善悪を管理するために組織的構造へ展開したものが、監視社…
オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 藤井太洋 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/05/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (13件) を見る 久しぶりにSFを読んだ。 ミステリが主食な私は、サイバーパンク系は今まで何度か手にした…
死神の精度 (文春文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/02/08 メディア: 文庫 購入: 24人 クリック: 178回 この商品を含むブログ (500件) を見る なぜ、伊坂幸太郎は死神を書いたのだろうか。 死神とは何のメタファーなのか。 私…
桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫) 作者: 坂口安吾,川村湊 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/04/03 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 38回 この商品を含むブログ (135件) を見る 図書カード:桜の森の満開の下 ゼロ年代はエモかった 住めば都、郷に…
10代の私は伊坂幸太郎が好きだった。 撃ち抜かれてしまった。 陽気な伊坂幸太郎が世界を回していると思っていた。 今、彼の著作をいくつか読み返している。 そして、徹夜本を思い返した。 数多の読書体験の中でも徹夜本という機会は多くない。 読書する頻度…
グロ耐性が無い。 医療ドラマのオペシーンですら無理。出血シーンも相当厳しい。 宇多丸師匠のATB映画の『アポカリプト』を観た時のショッキングさは忘れない。グロ抜きでも映画自体の内容も衝撃的だったけど。 「暴力の上書き保存」が描かれたことから考え…
ブラックバイト――学生が危ない (岩波新書) 作者: 今野晴貴 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/04/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 概要 他人事では済まされない半径5m以内の問題 消費行動も政治的行動である 概要 学生たちを食…
氷菓 (角川文庫) 作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2001/10/28 メディア: 文庫 購入: 17人 クリック: 956回 この商品を含むブログ (573件) を見る 米澤穂信は「古典部シリーズ」の『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリ…
宮台真司『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』 戸部田誠(てれびのスキマ)『1989年のテレビっ子』 広瀬和生『噺は生きている 名作落語進化論』 アンディ・ウィアー『火星の人』 斎藤環『「文学」の精神分析』 宮台真司『私たちはどこから来て、どこへ…
少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫) 作者: 一肇 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/02/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 一肇『少女キネマ』を読んだ。 作中にあった文章に目を奪われた。 「あいつは……天…
東川篤哉『探偵さえいなければ』 探偵さえいなければ 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/06/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 内容紹介:東川篤哉の本籍地・烏賊川市シリーズ、待望の最新刊。傑作…
news.livedoor.com テレビの構造の主要素として「嘘とくだらなさ」があると思っている。 嘘という言葉が強いと思うならば、「虚構」と言い換えても差し支えないだろう。「虚構」だからこそが描けるものがある。 テレビのキラキラとした演出は嘘であるから日…
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books) 作者: 生島淳 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/08/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (10件) を見る オーストラリアの教育活動…
フットサルマガジンピヴォ! Vol.63 2010年 10/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: 三栄書房 発売日: 2010/09/15 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 古本でピヴォを集めるのにハマっている第2弾。読んで琴線に触れたものについて紹介と感想。気に…
小川哲『ゲームの王国』 内容紹介:サロト・サル―後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える197…
フットサルマガジンピヴォ! Vol.59 2010年 2/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: 三栄書房 発売日: 2010/01/15 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 古本でピヴォを集めるのにハマっている。読んで琴線に触れたものについて紹介と感想。あくまでも一部抜粋…
やるせない読後感。胸のざわめきが止まらなかった。暗澹たる気持ちが瞬間的に覆い尽くすような読書体験。心を奪われてしまった。 青年「たち」が傷付くロード・ノヴェル。本格ミステリよりも、広義のミステリに属するだろうか。あくまでもミステリ的要素は物…
Bリーグが盛り上がっている。 NHKでも定期的に取り上げられ、スポーツニュースでもバスケ枠は多少の尺でも確保されている。 2020年の東京オリンピックという風も吹いている。バスケに関しては開催国枠が無いらしいので、日本でのオリンピックという一世一代…
火花 (文春文庫) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (23件) を見る 又吉直樹『火花』を読んだ。この記事は滔々と感想を書くものではないので割愛。 話題になり、芥川賞受賞ブーストもあって…
フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴの フットサル戦術 パーフェクトバイブル 作者: ミゲル・ロドリゴ(フットサル日本代表監督),JFA(財団法人日本サッカー協会)フットサル委員会,構成:北健一郎 出版社/メーカー: カンゼン 発売日: 2011/04/11 メデ…
【2017年9月のマイベスト2】 私は9月に25冊の本を読みました。 読書傾向的にどうしてもミステリが多いですが、その中でも出色の出来と思った印象的な本について書いていきます(ネタバレは無いです)。 カテゴリの『書評』よりも、軽い内容で複数的に仕上げ…
渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている12巻』 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12 (ガガガ文庫) 作者: 渡航 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/09/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 待望の新刊! 前巻からおよそ2…
ストップ・プレス 世界探偵小説全集 (38) 作者: マイクル・イネス,富塚由美 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2005/10 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (15件) を見る マイクル・イネス『ストップ・プレス』を読む。 殊能センセー…
ジャンピング・ジェニイ (創元推理文庫) 作者: アントニイ・バークリー,狩野一郎 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2009/10/30 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (25件) を見る アントニイ・バークリー『ジャンピング・ジ…
騙し絵 (創元推理文庫) 作者: マルセル・ラントーム,平岡敦 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2009/10/30 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 62回 この商品を含むブログ (23件) を見る マルセル・ラントーム『騙し絵』を読む。バカミスというか無茶す…
わらの女 【新版】 (創元推理文庫) 作者: カトリーヌ・アルレー,安堂信也 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2006/06/27 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (41件) を見る カトリーヌ・アルレー『わらの女』を読む。フランス…
真っ暗な夜明け (講談社ノベルス) 作者: 氷川透 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2000/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (21件) を見る 氷川透『真っ暗な夜明け』を読む。良作です。可能性の潰し方の合間にあまり冗談とも取れない風ユーモアを入れる…